賢者タイム

射精後、エロい気持ちが急速に無くなり落ち着くこと。この時間を「賢者タイム」というそうである。

例えば風俗行きたいなー、だけど金無いしなーなんて迷っている時にセルフで一発抜けば、そんな気が一瞬にして収まり、ジョギングでもいくかなんて気持ちになるのである。まさにお金と時間の節約。

また、セルフで最高の一発を、なんて理想の作品を求め、深夜AVや動画のサイトを彷徨い歩いてしまうが、時間がもったいない。とりあえず、どれでもいいから一発抜けば、早く寝よ寝よなんて気持ちになるのである。

いきものの不思議。気分が身体の状態とリンクしていることがよくわかる。

 

逆に射精前のエロエロな気分な時間を「イキりタイム」と仮に名づけることにする。

もし人間の気分が「イキりタイム」「賢者タイム」のどちらかでしかないとしたら、どちらがよいのであろうか。「イキりタイム」が続く人は、常にエロいことを考え続ける。きっと無防備でエロのために危険の場面にも直面するであろう。「賢者タイム」の人は常に冷静であり、エロよりも、より生産的な活動、例えば仕事とかに打ち込めるであろう。また人にも優しくできるであろうから、逆にモテるかもしれない。

「据え膳食わぬは男の恥」なんていうが、ドラマなんかでも見る格好いい男で、女から誘われても断っちゃう奴は、本当に実在するのであろうか?そいつは常に「賢者タイム」を維持しているのか?エロの優先順位が低いのか?

 

性欲は本能でありながら、食や睡眠などと比較してかなり社会的、経済的な制約を受けるものである(特にマッチアップについては)。

基本的には、性の開放を望んでいるわけであるが、エロより楽しいことがあり、それに夢中になれるという生き方も羨ましい。科学の進歩により「イキりタイム」「賢者タイム」のコントロールが可能となることもまた望ましいことである。

ただし、その薬?は、原則「イキりタイム」を「賢者タイム」にシフトするために使用することにしないと危険である。逆に「賢者タイム」を「イキりタイム」にするために使用されると街中に危ない人が溢れてしまう。「賢者タイム」を「イキりタイム」にシフトするために使用できる人はAV男優など、エロが仕事になっている人か妊活中の方などにのみ許可する仕組みが必要となるであろう。